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コラム第6回〈塩のこと〉

《本ブログは店頭で配布しているピキニニ通信で掲載しているコラム及び今月のおススメと同内容です》

-店主コラム-

 突然ですが、皆さまは「塩」について考えたことはありますか?塩なんてしょっぱい(これって北海道弁?)だけで全部同じではないかと思っている人も多いのではないかと思いますし、種類によって味が違うとは聞いているけれど、それ程変わるものでは無いだろうからうちは一般的なものですませているよ、と言う方もいるのではないかとは思いますが、食べる事やお料理に一工夫するのが好きだという方には、ちょっとだけ塩について考えてみることをお勧めしたいです。私は以前から料理が好きな方ではありましたが塩にこだわったことはなく、Pikininiを始めると決めてから考えるようになりました。私はかれこれ2年間日々Pikininiのミートソースがいかに美味しくなるかを考え工夫して来ましたが、塩を変えて試した時の味の変化には驚きました。塩って凄いですよね。ちょっとの量で味の変化に影響を与えますし、入れすぎると料理が全て台無しになってしまいます。料理の味加減を意味する「塩梅」という言葉にも「塩」が使われている通り、他の条件がすべて同じでも微妙な塩加減によって味の良し悪しが決まってしまいます。

 スーパーに行くと様々な種類の塩が販売されています。海水を天日で干して作る天日塩や地中から掘り出して砕いた岩塩などは良質な塩のイメージとして定着していると思いますが、一般にお求めやすい値段で売られているのはこのどちらでもありません。例えば、海水をイオン膜濃縮した後に立釜で蒸発させて作る方法などがそうですが、原料:海水 工程:イオン膜、立釜 などと成分表に記載されています。もちろんお求めやすいものが良いとか悪いとか言うことではなく、塩はそれぞれ味が違っていて、それが料理に反映されるという事を私は感じています。しかも相性もあります。こっちの料理にはこの塩が良いけど、違う料理には違う塩が良い、と言うような事がおこります。私は多くの料理にそれを試した訳では無いのでどの料理にどの塩が良いと言うことはお伝えできませんが、相性があることや個人によって好みが分かれるのは間違いないでしょう。Pikininiのミートソースに使用する調味料にはハーブやワインも使用しておりますが、最終的に味を決めているのは塩ですので味を左右する重要な要素の一つであります。現在使用している天日塩になったのは昨年の11月で、毎日味見をしている私にとっては衝撃的な変化に非常に喜びを感じたのを覚えております。最後にミートソースピタパンを食べたのはそれ以前と言う方、開店当初に一度食べたけどそれ以来食べていないという方には是非一度お試しいただきたいと思っております。もちろんPikininiについて今知ったばかりだという方も是非一度お試しください‼

 ちなみにPikininiの天然酵母と道産小麦のピタパンに使用しているのはヒマラヤの岩塩ですが、ピタパンにはこちらの方が相性は良かったようです。

おまけ

日本では岩塩としての資源がなく、固まった塩資源は採れない。また、年間降水量も世界平均の2倍であることから日照時間が比較的長い瀬戸内地方や能登半島など、一部地域以外は塩田に不向きである。このため、塩を作るには、もっぱら海水を煮詰めて作られる。これは、天日干しに比べて、燃料や道具などが必要になるためコストがかかり、大規模な製塩には向かない方法である。そのため自給率は食用塩が85%であるが、工業用を含めると全消費量の85%を輸入に頼っている。(ウィキペディアより抜粋)そうです。

-今月のおススメ-

 Pikininiは小さなフードトラックではありますが、2つのグッズを用意しています。一つは冬の間に外国人のお客様よりご要望があり密かに販売を開始したPikininiステッカー(スキーやスノボーのヘルメットやマイボトルに貼っていただいていました)、もう一つは最近作成した缶バッジです。こちらは非売品として子どもたちやメルマガにご登録頂いているお客様、ポイントカードが一杯になっているような常連のお客様などにお配りしております。子どもたちも大人のお客様も、その場で帽子やカバンなどに付けていただけることが多く、大変嬉しく思っております。現在もメルマガにご登録頂いたお客様にお渡ししております。3種類の中からお選びいただいておりますが、皆さまはどれがお好きですか?

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