コラム第9回〈スポーツのこと〉
《本ブログは店頭で配布しているピキニニ通信で掲載しているコラム及び今月のおススメと同内容です》
-店主コラム-
第1回のピキニニ通信にも書きましたが、私は以前青年海外協力隊員としてパプアニューギニアで「スポーツ」を教えるボランティアをしておりました。
小さいころから運動が好きで小学生の時は野球を、中学からサッカーを始め、アマチュアながら31歳までは真剣にサッカーをしておりました。スキーも小さいころから大好きで、大人になり資格も取得し、挙句にニセコに移住してきました。大学時代はスポーツに関係する学科に所属しておりましたので、いわゆる「体育会系」です。先輩の言うことには絶対で、逆らうことが出来ない、昔ながらのガチなやつです(笑)。
さて、スポーツが好きな人も嫌いな人もスポーツが健康に良いと言われていることは皆さまご承知のことと思います。好きな方は精神的にもリラックス効果があると思いますし、肉体の鍛錬になったり、仲間と一緒に行うことで社会性が磨かれたり、新たな出会いがあったり、所属の欲求が満たされたり、多くのメリットがあります。
私が最も長く真剣に取り組んでいたのはサッカーですが、サッカーは世界で最も人気のあるスポーツで、国際サッカー連盟によると2006年サッカーのドイツW杯の視聴者数は263億人、対してオリンピック2008年北京大会視聴者数は47億人と言うことで、300種目ほどあるオリンピックよりも1種目のサッカーの注目度の方が高いと言えます。サッカーはオフサイドを覗くと難しいルールは無くボール一つで出来る簡単なスポーツですので世界中に普及したのではないかと言われます。サッカーは11人で行う集団スポーツであり、手でボールを扱ってはいけないと言うルールを覗けば非常に自由度が高いことが特徴です。そのためスタイルの違う様々な特徴を持ったチームが存在し、試合内容は生き物のように変化します。自由度が高いということは現実的で手堅いサッカーも存在しますし、美しく芸術性が高いサッカーも存在します。サッカーは一見激しく見方によっては野蛮な面も存在しますが、私はこれほど芸術性が高いスポーツも無いのではないかと思っているほど突き詰めていくと激しさの中に美しさが表現されるスポーツです。
1チームは11人でプレーの自由度が高いので、チーム内の決め事やバランスが重要で統制が取れていなければ良いチームにはなれないでしょう。集団スポーツの場合、チームワークが無ければいくら個々人の能力が高くてもその能力は半減してしまいますし、チームワークを重視するからと言って個人の能力や個性が発揮できないチームも決して強いチームにはなれませんし、魅力も半減します。個人の能力が高く個人の個性を保ったまま、チームワーク良く、チームの決まり事も遂行できる。そんなチームにならなければ高いレベルで勝利は出来なくなります。これらのバランスが難しいですし、そもそも11人の能力も高くなければなりません。
私はこのようなサッカーと長く付き合ってきたことによって、勝利するための打開策、自己の技能を高めるための方法論、集団生活での社会性等を学んで来たように思っています。そのためこれまでも、今でも、困難に直面した時やグにループで仕事をする時などにはサッカーやその他のスポーツで経験したことと照らし合わせて考える事が多いです。すると結構解決策は同じだったり、応用が利いたりするんですよね。
スポーツが小さい時から大好きな私にとってスポーツは一番の遊びであり、最も自然と夢中になれるものではありますが、それだけではなく、ある程度の年齢に達してスポーツに親しむ時間が取れない現在であっても、スポーツを通した友人であったり、考え方であったり、比較的健康的な体や日常生活の習慣等、受けている恩恵は生活の重要な部分に大きく影響しています。
スポーツが好きなちびっ子たちは多くいると思いますが、習熟度に関わらず、長く親しむことによって大人になって何かを得られるかもしれません。それはきっとスポーツに限ったことではなく様々なジャンルのものにも当てはまると思います。
今回は取り留めのない自己紹介のような文章になってしまいました。スポーツが好き、美味しいものが好きと言う方、店頭で是非お声かけ下さい。
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